30台サラリーマンが育休を取得する物語

え?男も育休取れるの?!そんな状態の私が育休を取得する事にしました。

週3日づつ育休とって週2日で働くなんてできるの?!「半育休」なんて呼ばれてるらしい。

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私が育休を取ろうか悩んでいた理由は3つありました。

 

1つが収入面で、育児休中の生活ができるのか心配でした。

2つめが仕事面で、業務の引継ぎや復帰後の扱いが心配でした。

3つめが育児・家事面で、フルタイムで家事や育児をやる事ができるのか心配でした。

 

それが、育児休業給付金をもらいながら週3日育休をとって週2日仕事をするなんて事ができたら、すべての心配が軽くなりますよね。

 

収入面でも給付金にプラスで週2日分の給料ももらえるし、仕事面でも業務の断絶がないので引継ぎは楽だし、復帰後もすんなり業務に戻れるし、育児・家事面でも妻には悪いけど、、週2日の逃げ場ができる!

 

最高じゃん!と思って、本当に働きながら育休を取り給付金をもらうことができるのか調べてみました。

 

・働きながら育休が取れるの?

厚生労働省のHPには以下のPDFや記載があります。

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000042797_2.pdf

 

その就労が、臨時・一時的であって、就労後も育児休業をすることが明らかであれば、職場復帰とはせず、支給要件を満たせば支給対象となります。
なお、就労した場合、1支給単位期間において、就労している日数が10日(10日を超える場合は、就労している時間が80時間)以下であることが必要です。
この就労した日数・時間は、在職中の事業所以外で就労した分も含まれます。

 

つまり、月に10日以下または月10日を超えても80時間以下なら育児休業給付金の支給対象となるということですね。

 

週に2日なら、4週間で8日ですから、基本的には月10日以下になります。

 

ということは、「週3日づつ育休とって週2日で働くなんてできるの?!」→できる!

ということになります!

 

 

・会社が許す?

実際のところはどうでしょうか?

 

育休自体は取得の申し出があれば、条件を満たしている限り、育休取得を拒むことはできないと法律で定められていますが、、上記厚生労働省のPDFやHPの記載は「育休中に就労した場合の給付金の取扱」です。

 

(育休取得の条件を満たしているか否かは、以下の過去記事をチェックしてください)

ikukyuu.hatenablog.com

 

つまり、簡単に言えば「育休中に働いても、それが10日以下なら育児休業給付金は支給するよ」ってだけです。「育休中に10日以下で働かせろ」という育休申請があった場合でも、会社は育休取得自体を拒むことはできないけど、働かせるかどうかは会社次第ということです。

 

そうすると、実際のところどうなんでしょう?

 

フルタイムで働いていたときの仕事内容そのままでは、週に2回の勤務で回すことはできないでしょうが、仕事内容を変えれば週に2回の勤務でも会社に貢献することはできるのではないでしょうか。

 

しかし、実際問題そこまで柔軟に対応してくれる会社も少ないと思います。

 

 

極度に人手不足の会社でしたら、「これだけでもちょこっと手伝ってほしい」という業務があれば、その業務に就くということあるのかなと思います。

 

または、人手不足で育休取得が嫌がられている会社の場合に、育休中も週2くらいなら手伝いに来れますというのを育休取得の交渉材料にするのもいいかもしれません。

 

・私の場合

営業職についており、継続中の案件だけ受け持つ形で週に2回ほど勤務したいと上司に提案し、上司も歓迎してくれていましたが、人事の方で「そのような前例がない」とか「事務職の人はそれができないから不公平になってしまう」とかで却下となりました。。

 

上記取扱は、勤め先の会社以外で働いた場合も同様のようですので、週に2回くらいバイトでもしようかと考えましたが、私の勤め先は副業が許可制の会社ですし、今更バイトの面接行くのもなんだかですし、、

 

自営の知り合い等に何か頼まれたときにちょこっとバイトするくらいにしておこうと思いました。それなら副業にも当たらないですしね!

俺も育休取れるの?サラリーマンが育休取得できるか?3つのチェックポイント

俺も育休取得しようかな?

 

確か、下の子の妊娠が分かってから新聞等で男性も育児休暇が取れるというのを知り、自分も育児休暇取れるなら休んじゃおっかなと思ったのがキッカケでした。

 

今回は、私と同じで、俺も育休取れるの?という育休取得ができるのか分からない方向けに書いていきたいと思います。

旦那様が育休を取れるのか確認したい奥様にも参考になれば嬉しいです。

 

まず、ここで言う「育休」とは育児休業給付金や会社からの手当がもらえるものの事を言います。

 

ますは法律をチェックしよう

育児休業給付は、被保険者(※)が1歳又は1歳2か月(注意1)(支給対象期間の延長に該当する場合は1歳6か月又は2歳)未満の子を養育するために育児休業を取得した場合に、休業開始前の2年間に賃金支払基礎日数11日以上ある完全月(過去に基本手当の受給資格や高年齢受給資格の決定を受けたことがある方については、その後のものに限ります。)が12か月以上あれば、受給資格の確認を受けることができます。

※ 被保険者とは、一般被保険者及び高年齢被保険者をいいます。

 

法律の条文って読みにくいですから、ハローワークのHPから引用しました。

 

簡単に言うと、社会保険に加入している普通のサラリーマンであれば

①1歳未満の子供がいる

②育休開始前の2年間のうち12ヶ月はちゃんと出勤した

という人であれば育休は取得できます。

 

転職して1年経っていないという人は、育休取得はできないですね。

私も一人目が生まれた時は、転職後1年未満でしたので育休取得はできませんでした。

 

あとは、子供が1歳以上の人も原則は取れません。

これについては、夫婦共に育休をとっている場合や、待機児童となってしまった場合に延長されますので、最長2歳まで取得できるようです。

 

俺①②に当てはまらないじゃん。という人もまだ諦めないでください。最近は働き方改革が進んでいる職場もあり、企業独自の育休制度を設けているところもあるみたいです。

 

 

就業規則をチェックしよう

就業規則なんて読んだことないよ!という方が大半ではないでしょうか。

 

私もそうでした。

 

法律上会社は就業規則を周知する義務がありますので、書面でもらっていない場合も会社のサーバーの共有フォルダ等で閲覧できるようになっているはずです。

 

是非、チェックしてみてください。

残念ながら私の務めている小さな会社では、上記の法律で定められた育休を上回る制度はつくられていませんでしたが…

 

厚生労働省の調査によると、

法律を上回る育児休業制度導入企業は、全体では4社に1社、企業規模1000人以上では2社に1社。

という結果が出ているそうです。

 

大企業に務めている人がうらやましい…

 

最後に上司の反応をチェックしよう

育休を取るのに上司や会社の許可は必要ありません。

法律に「上司の許可が必要」なんて書かれていませんし。

 

しかし、職場の人間関係的にそうもいかないですよね。

空気を読まないと…復帰後の関係もあるし…

 

私も人事から上司の許可を取るように言われてしまいました…

 

 

上司にもよると思いますが、幸いにも私の場合は理解のある上司でしたので、「育休を取得したい」という事を伝えて時間を作ってもらいました。

 

許可を取るのが難しそうな上司もいると思いますが、最近は男性も育児休暇を取る人が増えて来ていますし、出生児両立支援助成金という男性が育休を取得すると会社が助成金をもらえる制度もあるみたいです。

これらを持ち出してみるのも許可を取るコツではないでしょうか。

 

是非、勇気を出して上司に話してみてください。

 

 

育児休暇を取得するべきか?【検討すべきメリット・デメリット】

初めてのお子様や、二人目・三人目のお子様ができて育休の取得を考えているサラリーマンの皆様!

 

育休取得してこんなはずじゃなかった…とならないために、一緒に育休取得のメリット・デメリットを考えてみましょう。

 

私も二人目の子供の出産を機に育休取得について考えるようになり、周囲の友人やネットで育休取得についての実情を探ってみました。

 

仕事休んでてお金もらえるなら休みたいけど、今後のキャリアも心配だし、家事できないし、育児苦手だし…色々考えていたら考えがまとまらない!!

 

では早速、育休取得についてのメリット・デメリットを一緒に見ていきましょう。

 

デメリット

  • 家事・育児に協力しなければならない
  • 会社での評価が下がるのでは?
  • もらえるお金が給料より安くて生活が苦しくなるのでは?
  • 一日中育児をするのは仕事よりも疲れる?
  • 妻のストレスのはけ口にされるのでは?

 

メリット

  • 仕事しなくていい
  • 自分の時間も増える?
  • 子供に懐かれる?(ちゃんと育児すれば)
  • 妻から感謝される?(ちゃんと育児・家事をやれば)
  • 子供がいい子に育つ?
  • イクメン」的なキャラクターが確立できる

 

すみません。。育休を取ろうかと考えている割には、家事・育児をしなければならないという事をデメリットとして考えています。そうなんです。苦手なんです。

 

しかし!育休を取得したことを不利益に扱ってはいけないということは法律で決まっています。また、育休中は社会保険等の支払いはしなくてよくなります。なので、手取り額で言えば、育休取得前とさほど変わりません。

 

そうだとすれば、育児や家事さえ頑張れば、補って余りあるメリットが待っている!

 

バラ色の育休ライフじゃないですか!!

 

…ということで、私は育休を取得することにしました!

 

今後は実際に育休を取得する過程についてリアルタイムで記事にしていきたいと思います。

 

同じタイミングでお子様が誕生し、育休取得を考えている方にとって参考になれば幸いです。

 

それでは、また次回の更新まで。